事例 飲食

コロナ禍に直面した飲食店へ業種転換・店舗移転を提案して第二創業となった事例

コロナ禍に立ち向かう飲食店の第二創業を全面サポート

 創業者様は、名古屋市内で約20年の間、別の職業に就いておられましたが、より長く続けられる仕事を始めたいと一念発起し、ご家族の後押しもあり3年間の修行を経て2019年に蒲郡駅前で洋食居酒屋を開業しました。その後、順調に事業を展開していた矢先、新型コロナウィルス感染症の感染拡大という飲食店にとって危機的な状況に直面しました。創業者様としてもコロナ禍で先行きが見通せず、今後の事業展開について悩んでいた折、常連客の一人であった当庫職員が旧店舗を利用した際に、経営に関する悩みをお伺いしたことから経営支援が始まりました。
 ご相談をいただいた翌日には当庫営業担当が訪問のうえ、創業者様のお悩みを詳細にヒアリングするところから始まりました。お話を伺っていく中で、家賃等の固定費が重くのしかかっており、自宅への改装・移転を検討していることが判明しました。庫内で検討を重ね、創業者様の現況や想いを生かしつつ、昨今の新しい生活様式に対応するという点も併せて重視した結果、自宅への移転とテイクアウト専門店への業種転換による開業をアドバイスさせていただきました。また、資金計画や事業構想を中心に、金融機関職員の目線から事業計画の策定についてサポートさせていただいたほか、移転に際して必要な各種費用や設備代金についても、当庫がご融資するなど、全面的にサポートさせていただきました。
 2021年7月に洋食のテイクアウトメインの飲食店として第二創業を果たした創業者様は、料理人修行の際の経験を生かし、こだわりの食材に加えて「見た目」や「彩り」にも力を注いだ弁当づくりを行っており、近隣住民を中心にリピーターを獲得するなど、地域の需要を確実にとらえた事業展開を行っています。
これからも地域に根差した当庫だからこそできる支援を行っていきます。

信用金庫の支援内容

事業計画策定支援
事業計画の策定にあたり、当金庫職員が金融機関職員の目線から最適なアドバイス・サポートを行います。
創業後の継続的な課題解決支援
創業後も担当者が定期的に訪問・業況をヒアリングのうえ、創業者様の状況・ニーズに応じた個別支援(補助金支援、庫内マッチングスキームを利用したビジネスマッチング支援等)を行います。

この事例を担当した信用金庫

蒲郡信用金庫
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