「しんきん創業の扉」特別講演会(猿田彦珈琲編)

目次

「しんきん創業の扉」では、昭和信用金庫の創業支援を受け、「日本一勢いのある珈琲チェーン店」と呼ばれるまでに成長を遂げた猿田彦珈琲株式会社 代表取締役 大塚朝之氏の特別講演会を開催しました。
 

登壇者のご紹介

  • ご登壇者
    猿田彦珈琲株式会社 代表取締役 大塚朝之氏
  • 司会進行
    株式会社納豆夫婦 馬場克倫氏、馬場さなえ氏

     

第1章 創業までの道のり

猿田彦珈琲株式会社は、2011年、恵比寿で8.7坪の小さなお店から始まり、現在はポップアップショップを含めて19店舗展開されています。
当時29歳だった大塚社長は、コーヒー豆専門店でアルバイトをしていましたが、多くの人においしいコーヒーを飲んでほしいという思いから独立を決意。そのとき、創業サポートをしたのが昭和信用金庫でした。
昭和信用金庫にサポートを依頼した理由について、大塚社長は、一番親身に接してくれた方が昭和信用金庫の職員だったからとお話しされました。さらに、大塚社長は昭和信用金庫独自の地域ネットワークのおかげで、何の縁もない恵比寿がホームになったと感謝を述べられました。

第2章 創業後の成長と苦悩

大塚社長は創業当初について、お店の内装工事を十分に行えないほどお金がなかったことを打ち明けられました。
それでも、創業後1年半で黒字に転換し、成長の中で従業員が増え、給料をもっと払ってあげたいという強い思いから店舗拡大に踏み切りました。一方で、従業員の教育はトライ&エラーの連続だったそうで、従業員とお客さんのコミュニケーションの活発化に日々邁進しています。
社長として、そうした経営に関わる苦悩を抱えた際は、いつも昭和信用金庫の担当者に報告していることを明かしました。そこには、リーダーとして、金融機関を含めて、一緒に働く仲間に恥ずかしがらず、全てを打ち明けることが重要とする強い信念がありました。

第3章 創業希望者へのメッセージ

大塚社長は創業希望者に対し、最初から結果は出なくとも、努力を継続し、支えてくれる人たちへ説明義務を果たすことが重要だとメッセージを述べられました。最後に、今後の展望として、自身の創業の原点である「おいしいコーヒーを提供すること」にこだわるだけでなく、「コーヒーの生産から提供の過程に携わる全ての人を助けられる新しい仕組みを作りたい」との思いを明らかにされました。

今回の講演会では、大塚社長の創業から現在に至るまでの興味深いお話をたくさん伺うことができました。
「しんきん創業の扉」では、今後も創業希望者の皆様に様々な施策と情報を提供してまいります。
本編動画をご覧になりたい方は、以下のリンクからご覧ください。